「これ、こうするのが正解だからね!」
「あれはやっちゃダメ!間違いだから!」
親として、ついこう言っちゃう瞬間、ありますよね。
誰だって、自分の子どもには最短ルートで成功してほしいと思うもの。だから、子どもが転ばないように、失敗しないように、全力で先回りして道を整備してしまう。
いや、それが愛情だと思ってました、って顔してますね。うん、わかります。
でもね、それが実は、 子どもの未来の可能性をそっと縮めてる ことに気づいていますか?
教えすぎると、子どもはどうなるか。考えるのをやめます。
だって、わざわざ自分で考えなくても、誰かが答えを持ってきてくれるから。「あれ、なんだ、考えなくていいんだ」って学習するんです。
それでどうなるか。子どもは「指示待ち人間」に成長してしまう。自分の頭で考えることを放棄し、次の指示を待つだけの人生。これって、ちょっと怖くないですか?
しかも、教えられると「わかった気」になるんです。
あのテスト前に教科書だけ読んで、「これならいける!」って思ったけど、実際には何も身についてなかった、あの感じ。
知識って教えられただけじゃ、自分のものにならないんです。自分で考えて、試して、失敗して、やっと身につくもの。
逆に言えば、そのプロセスがなければ、知識はただの飾り物でしかありません。
でも、ここでちょっと視点を変えましょう。
子どもにとって、本当に大事なのは「正しい答え」を教わることなんでしょうか?
いや、違いますよね。むしろ必要なのは、「自分で考えて、間違って、それでも前に進む力」を育てること。
これが、本当の「生きる力」です。転ぶことを恐れてはいけない。むしろ転ぶからこそ、どう立ち上がるかを学べるんです。
実は、科学の五段階法という探求のプロセスが、この考え方をよく表しています。
- 観察 - 目の前の現象をよく観察する。
- 質問 - 「なぜこうなるんだろう?」と疑問を持つ。
- 仮説 - 自分なりの答えを予測してみる。
- 実験 - 試行錯誤を繰り返して検証する。
- 結論 - 結果から学びを得て、次に生かす。
これ、子どもの学びそのものじゃないですか。失敗しても観察して考え直し、また試す。
そのプロセスを繰り返して初めて、本当に使える知識やスキルが身につくんです。
だからこそ、大人がすべきことは、子どもに「教えすぎない」こと。答えを与えるんじゃなくて、問いを投げかけてみる。
「これ、どう思う?」とか「君ならどうする?」って聞いてみてください。最初は「わかんない!」って言われるかもしれない。
でも、その「わかんない」の中から、自分で答えを見つける力が育つんです。
そして、間違えたらどうするか?叱るんじゃなくて、「その間違い、いいじゃん!次はどうすればうまくいくと思う?」って、一緒に考える。
そのプロセスが、子どもの中に「自分でやれるんだ」という自信を生み出します。
確かに、大人から見れば「なんでそんなミスするの?」って思うかもしれません。でも、そのミスの中にこそ、子どもが学ぶべき宝物が埋まっています。
むしろ大人の役割は、その宝物を掘り当てる手伝いをすること。子どもが自分で見つけた答えは、教えられた答えより何倍も輝くんです。
さあ、今日からは「ちょっと教えない人」になりましょう!子どもがどんな未来を作るのか、一緒に楽しみに見守りませんか?
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