年末年始といえば、アマチュアスポーツの全国大会がたくさん放送される季節ですね。
選手たちの「これが最後の試合です!」というコメントには胸が熱くなり、涙腺を刺激されます。
気がつけば、ティッシュを探してる自分がいる。いや、本当に感動的なシーンが多いですよね。でも、そんな中でふと湧いてくる疑問があるんです。
「なんで最後なんだ?」
最初は楽しくて始めたはずのスポーツが、全国大会やプロを目指す競技に変わり、それが終わった瞬間に「引退」という言葉が出てくる。
好きでやっていたものなら、続けるのが自然じゃないでしょうか?でも現実では、多くの人が「燃え尽きた」と言ってやめてしまう。
これって、青春の使い捨てじゃないですか?スポーツは人生を豊かにするものなのに、どうしてこうも短命なんでしょう。
「青春は、全国大会だけじゃない!」
スポーツは本来、生涯楽しむものだと思います。勝ち負けや結果だけにとらわれると、本来の楽しさを見失ってしまう。
結果を追う過程で、スポーツそのものへの愛着が消えてしまうのは悲しいことです。
全国大会で燃え尽きて終わる青春より、続けられる楽しさを大事にする文化をもっと育てるべきではないでしょうか。
そもそも、なぜみんな引退してしまうのか?
この現象の背景には、いくつかの理由がありそうです。
1. 結果主義の呪縛
スポーツは「楽しむもの」だったはずが、いつの間にか「勝つこと」「結果を出すこと」にシフトしてしまう。
特に学校スポーツでは、大会での成果が評価の全てになりやすいんです。
子どもたちは「勝たなければ価値がない」という無言のプレッシャーにさらされ、本来の楽しさを見失ってしまいます。
2. 目標の喪失
「全国大会出場」や「プロになること」をゴールに設定してしまうと、それを達成した瞬間に次の目標を見失います。
目標が明確でないと、人は続ける理由を見つけられなくなります。
3. 環境の不足
学校を卒業した後、スポーツを続けられる環境が十分に整っていないのも一因です。
「社会人になったらスポーツは趣味」なんて固定観念が強く、競技を続けるハードルが高いと感じる人が多いのではないでしょうか。
スポーツを一生の友にするために
では、どうすればこの状況を変えられるのでしょうか?いくつかの解決策を提案します。
1. 楽しさを再優先にする
スポーツの本質は「楽しむこと」です。勝ち負けや結果以上に、プロセスそのものを楽しむ価値を伝える必要があります。
指導者や大人たちが「楽しさ」にフォーカスした指導を心がけるだけで、子どもたちのスポーツへの姿勢も変わるはずです。
2. 「引退」の概念を見直す
引退ではなく「次のステージへの移行」と考える文化を育てましょう。
例えば、「趣味としてのスポーツ」「地域リーグでの参加」など、競技を楽しみながら続ける方法を提案すれば、「終わり」ではなく「新しい始まり」になります。
3. 環境づくり
地域スポーツクラブや社会人リーグの普及を進め、気軽に参加できる環境を整えることが重要です。
特に、学校を卒業した後もスポーツに触れられる場があることで、多くの人が競技を続けられるようになります。
スポーツは結果で終わらない、人生とともに続くもの
スポーツは単なる結果や成功体験だけではありません。健康のため、仲間との交流のため、そして何より楽しむために続けられるべきものです。
「全国大会で引退」という考え方から脱却し、「人生の中でずっと続けられるスポーツ」を目指していくべきではないでしょうか?
コタツに入って、みかんを片手にテレビを見ているみなさんも、ちょっと考えてみてください。
スポーツって、本当に「燃え尽きるもの」なんでしょうか?
それとも、ずっと続けられるものなんでしょうか?
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