指導者というのは、しっかりとした「軸」を持っていないと、子どもたちが迷子になってしまいます。
「センターピン」がずれていると、方針が頻繁に変わるたびに、「あれ?どっちに進めばいいの?」と混乱してしまうのです。
その結果、子どもたちは困惑し、保護者の方々も不安に感じ、貴重な時間やエネルギーを無駄にすることになりかねません。
実際、こうした状況に悩んでいる親子もいらっしゃいます。だからこそ、揺るがない「軸」が必要なのです。
「センターピン」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?ボウリングの真ん中にあるピンのことです。このピンが倒れると、他のピンも連鎖的に倒れる仕組みです。
指導者における「センターピン」がずれていると、全体の指導方針もズレてしまいます。そのため、指導者自身がまず揺るがない軸を持つことが重要なのです。
この軸とは、うちで言えば「基本技術を徹底する」といった普遍的な価値観や原則のことを指します。
この「軸」がしっかりしていれば、その上に新しい技術や知識を枝葉のように付け足すことが可能です。
流行の最先端メソッドであっても、軸に沿っていれば取り入れても問題ありません。しかし、軸がなければ、何を取り入れても全体がブレてしまいます。
枝葉が増えすぎると、何が重要なのか分からなくなり、木ではなく雑草のようになってしまいます。
軸を持つメリットはたくさんあります。
- 一貫性があるから、子どもたちが迷わない。「昨日と今日で言うこと違うじゃん!」ってならないのが大事。
- 方向性が明確だと、努力が無駄にならない。ゴールが見えれば、子どもたちも「これでいいんだ」って安心する。
- 効率がいいから、変な寄り道や無駄な練習に時間を取られない。頑張った分だけ成長する。
ただし注意が必要です。軸を持つのは大切ですが、それが固すぎて時代や子どもたちのニーズに合わなくなるのは問題です。
軸は揺るがせないものの、柔軟に枝葉を取り入れるバランスが必要です。これができないと、「時代遅れの頑固者」のようになってしまいます。
そして、最も重要なポイントです。指導者自身が一つのテーマを深掘りする姿勢を見せることが大切です。
「これを極めれば成長できる」という熱意が伝われば、子どもたちもその姿を追いかけるでしょう。
逆に、中途半端な知識で「あれもこれもやりなさい」と指示されると、子どもたちは「結局どれが正しいの?」と迷ってしまいます。
子どもたちには、まず軸を中心に自分のスタイルを作る力を育ててほしいと考えています。
指導者がブレない軸を持ち、深掘りする姿勢を見せることで、自然とその姿勢が子どもたちに伝わるはずです。
そのため、指導者は言葉だけでなく、自らの行動で示すことが求められます。
結論として、指導者に必要なのは「軸」と「信念」です。それがあれば、子どもたちは確実に成長します。
しかし、もし軸がない指導者がいるとしたら……
その場合、「なんとかなるさ」と言い訳をして行動を先延ばしにしてはいけません。子どもたちを導くのが、大人の役割ですから。
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